ウォッシュを回避! SDGsに取り組むための5ステップ
SDGsのロゴやカラーホイールが世の中に浸透してきた今日このごろ、広告や営業資料などでも見かけるようになってきています。
しかし、ロゴやカラーホイールを資金調達目的や商業用途で使用する場合は申請および許可が必要であり、使い方には注意が必要です。
また、ロゴを使用することは、自社の取り組みが関連しているSDGs目標を表すだけでなく
「自社が優先的に取り組むSDGs目標」を宣言することでもありますので、SDGs診断も参照しながら、ウォッシュになっていないか確認することをお勧めします。
「具体的にどんな貢献をしているのか?」と問われたときに自信をもって答えられるように、
ここでは「SDGsに取り組む際のポイント」をご紹介します。
【ステップ1:SDGsを理解する】
経営層はもちろん、従業員もSDGsを正しく理解することが重要です。SDGsはどこかの部署がやるものではなく、ロゴ等をつければいいものでもありません。
皆が当事者意識を持ち、事業活動に取り入れて実践して初めてSDGsに取り組んでいると言えます。
【ステップ2:優先課題を決定する】
重要なのは、最大の効果が期待できる領域を特定することです。たくさんの目標を優先課題に挙げることが良いわけではありません。
「自社が優先的に取り組むSDGs目標」と宣言できるものを優先課題に挙げましょう。
【ステップ3:目標を設定する】
極端に低い目標や具体性のない目標は取り組みを進めて達成に貢献する意思が感じられず、ウォッシュに見られやすいものです。できるだけ全社を巻き込んで、いつまでに、何を、どれくらい行うか、具体的に定めましょう。
【ステップ4:経営へ統合する】
SDGsを事業活動を通じて貢献していく意識や仕組みができていることがポイントです。まずは、正の影響を伸ばしていけること、負の影響(課題)を減らしていけることして、どんなことが挙げられるか、考えてみてください。
【ステップ5:報告とコミュニケーションを行う】
社内外に取り組みを報告することが大切です。従業員、そしてお客様や取引先などの社外ステークホルダーに広く知ってもらい、収集した意見を取り組みに反映しながら、SDGsを商品ブランディング、企業ブランディングに生かしてほしいです。
■執筆: YUIDEA ESG division